自然治癒した人は高熱を出していた〔温熱療法〕
最近では、温熱療法の拡がりにより、ガン細胞が熱に弱いことは認知されてきていますが、実は、古代ギリシア時代からガンが熱に弱いことは知られていました。医学の父、ヒポクラテス(紀元前460~370年)も、「熱によってガンが消滅した」ことを報告しています。
近代医学の幕開けとなった19世紀のドイツでも、丹毒による高熱で頭頸部のガンが消滅した事実から、加温によるガン治療の可能性が取りざたされました。しかし、ほかの治療法の陰に隠れ、温熱療法に目を向ける研究者はいなかったようです。
温熱療法への関心がにわかに高まったのは、今から50年ほど前のことでした。1957年に米国とドイツで、ガンの自然治癒例を集めた学会報告が行われたさい、その症例の約3分の1に高い発熱が関係していることがわかったのです。
そもそもガン細胞が熱に弱いのは、新生組織には、毛細血管が十分に張りめぐらされていないことによります。そのため、ガン細胞は絶えず酸素不足に陥っており、その影響で常に酸性を示すという性質があります。どんな細胞も酸性に傾けば傾くほど熱に弱くなるため、患部を温めると、酸性に傾いたガン細胞から先に死滅していくわけです。
しかも、毛細血管が細くて少ないガン細胞は、血液によって熱を逃がす力が弱いため、正常な組織と比べて温度が上がりやすく下がりにくいという弱点もあります。
ですから、同じように加温しても、ガンの腫瘍の方が正常な組織より温度が上がりやすいのです。
近代医学の幕開けとなった19世紀のドイツでも、丹毒による高熱で頭頸部のガンが消滅した事実から、加温によるガン治療の可能性が取りざたされました。しかし、ほかの治療法の陰に隠れ、温熱療法に目を向ける研究者はいなかったようです。
温熱療法への関心がにわかに高まったのは、今から50年ほど前のことでした。1957年に米国とドイツで、ガンの自然治癒例を集めた学会報告が行われたさい、その症例の約3分の1に高い発熱が関係していることがわかったのです。
そもそもガン細胞が熱に弱いのは、新生組織には、毛細血管が十分に張りめぐらされていないことによります。そのため、ガン細胞は絶えず酸素不足に陥っており、その影響で常に酸性を示すという性質があります。どんな細胞も酸性に傾けば傾くほど熱に弱くなるため、患部を温めると、酸性に傾いたガン細胞から先に死滅していくわけです。
しかも、毛細血管が細くて少ないガン細胞は、血液によって熱を逃がす力が弱いため、正常な組織と比べて温度が上がりやすく下がりにくいという弱点もあります。
ですから、同じように加温しても、ガンの腫瘍の方が正常な組織より温度が上がりやすいのです。