見放された難民を救う切り札〔温熱療法〕
温熱療法はガン治療の第四の選択肢
ガンの三大療法といえば、外科療法(手術)・化学療法・放射線療法があげられますが、いずれの方法にも限界があり、より効果の大きい治療法が求められてきました。
ガン細胞は、正常な細胞よりも熱に弱いという性質があります。
その理由については後ほど説明しますが、実際にガン細胞は42.5℃以上の温度に加熱されると急激に死滅する、という報告が多数あるのです。
この原理を応用して、ガン細胞の温度だけを選択的に上げてガン細胞を死滅させ、ガンを退治しようというのが温熱療法です。
そんな中で温熱療法は、副作用が極めて少なく、くり返し何回でも行えるうえに、手立てがなくなった末期ガンの治療にも有効なことからガン治療の「第四の選択肢」として、今大きな注目を集めています。
そのため、温熱療法は現在、専門家の間でも、QOL(生活の質)の向上や延命を望む末期ガンの患者さんの切実な願いにこたえられる、数少ない画期的な方法だと考えられるようになっています。
「わかさ2006.9」より抜粋